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2017年08月11日

CASE1 出っ歯の方(上顎前突)

口を開けている事が多く、大きく口をあける事ができず、口をすぼめている為、上顎が狭くなり、上顎の前歯は前方に倒れ、下顎が後退し出っ歯になっている方を多く見ます。又、口を大きく開けずらかったり、くいしばりがあったり、顎が痛んだり、顎関節症なども併発しやすくなります。かみ合わせは悪い方が多いです。下顎が後退する事で出っ歯がさらにひどく見える人が多く見られるのですが、その事を自覚されている方は少ないと思います。まず治療としては、後退している下顎の関節の位置を前方に正しく戻し、正しい顎位に改善し、患者様本来の噛み合わせの位置を確認してから非抜歯で出っ歯やでこぼこの歯の改善を行います。(この考え方は私の臨床経験から得た事です。)患者様が顕著に改善されたい場合や、非抜歯で治療し途中でもっと引っ込ませたいと思った時、抜歯が可能な場合、抜歯をして治療を致します。始めから抜歯をご希望の場合はおっしゃって頂ければご希望に応じます。ただし抜歯には、メリットとデメリットがございますので良くご説明しますので、良くご検討頂きましてから抜歯を検討して下さい。又、顎の大きさを変える事ができませんので、顎の骨に合った歯並びになる為、必要以上に歯を抜いても劇的に良くならない場合もありますし、ご希望程出っ歯が引っ込まない場合もありますので、その時は良くご説明させて頂きます。くいしばり、顎関節症、下顎後退などもある方は歯並びを直す治療と併行して出来る限り改善できるよう治療いたします。姿勢の指導も行います。

投稿者 tomioka : 2017年08月11日 15:11